宮城峡(ニッカウヰスキー)工場見学 2018/9/17

今回は、宮城県仙台市にあるニッカウヰスキーの宮城峡蒸留所に行ってきました!

宮城峡蒸溜所 | NIKKA WHISKY

 

 

JR作並駅から、無料のシャトルバスに乗って約5分

仕込み水に使われている新川(にっかわ)を横目に、橋を渡ると森に囲まれた宮城峡蒸留所の中へ。ビジターセンターの目の前には大きな溜池があり、白鳥やカモが水面を泳いでてとても開放的です。

 

訪問した日は、気持ちのいい秋晴で空気も澄んでいて、ゆっくり深呼吸してあたりを見渡すだけで、都会の喧騒を忘れてリフレッシュできた。

ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝は、「美しい自然が、おいしいウイスキーを作る」と語ったそうです。当時としては珍しいと思うのですが、環境に優しい工場経営をされていたようです。樹を切らず、工場内の傾斜も手を加えず、建物は木を迂回するように建てられている。工場の敷地内は、きのこが生えていたり、花に集まっている虫もたくさんいた。一番驚いたことは、敷地内に電線や、電柱といったものがない。そして、自動販売機もないのだ・・・お水などは、買ってから行かれることをオススメします。(笑)

海に吹く風、森が息づく空気 〜ふたつの北の自然へのこだわり〜 | NIKKA WHISKY

 

 

 ギフトショップの入り口

ここで記念写真を撮っている人が多かった。

試飲のコーナーや、おみやげ物(ウイスキーやお菓子、グッズなど)が販売されています。送料はかかるが、配送もしてくれる。

ここでしか買えないウイスキーもあるので、ぜひチェックしてみてください。

 

駐車場向かいの広場

ここも記念撮影してる人が多かった。

 

 

  •  試飲付有料セミナー(予約制) 

 

セミナーの流れ】(所要時間90分)

宮城峡蒸留所のDVD鑑賞

講師の方のガイドで、工場見学(約1㎞歩くので歩きやすい靴がオススメ)

5種類を飲み比べ(シングルモルト宮城峡、タイプ別モルト3種類、カフェグレーン)

 

コースターがとてもかわいい。チェイサーは、仕込み水(マザーウォーター)に使ってる新川の水なので、とても興奮しましたw

樽がたくさん!この樽は中身は入ってません。

  • カフェ式の連続蒸留機

 宮城峡は、グレーンウイスキーを作るのにカフェ式の連続蒸留機を使用している。
カフェ式(コフィ式)は、1830年に特許(パテント)を取ったアイルランド
イーニアス・コフィーさんの名前から来てる。このカフェ式の連続蒸留機が使われているのは、世界でもごく少数なので、宮城峡では、グレーンウイスキーもぜひ試して頂きたい。
最近では、ニッカウイスキーは、このカフェ式の連続蒸留機を使ったウォッカやジンも出している。
外からの見学でしたが、稼働してる音は聞けましたよw
現在は、24時間営業稼働してるそう。

 
  • 宮城峡のポットスチル

バルジ型(ボール型)で、ラインアームが上向き

※同じニッカウヰスキーの工場ですが、余市蒸留所のポットスチルは、ストレートヘッド型でラインアームが下向きになってます。このポットスチルの違いで、味にも違いがでて、ブレンドの幅が広がるそうです。しめ縄は、どちらの蒸留所も共通だそうですw日本酒の酒蔵に通じる部分がありますね。ポットスチルの建物や倉庫の中は、有料セミナーでしか見れないかも。
制御センターも後ろから見学できるが、写真撮影はNGでした。

 

 

  • キルン棟 (乾燥棟)

現在は使用されていないが、キルン棟の仕組みを知るにはとてもよかった。

モルトの原料が日本では手に入りにくい品種の大麦なので、どうせ輸入するのであれば、この工程まで終わってるものを輸入しほうが効率的だそうです。

 

自然に手を加えず、傾斜はそのままに。

倉庫の中は、たくさんの樽が眠っています。

アルコール60度前後あるので、火気厳禁。照明はありません。

いい香りがしてました。どんなウイスキーになるのか楽しみです。

倉庫と倉庫の間から見える景色もなかなかいいです。

倉庫に貼ってある数字は、倉庫の番号です。

自然あふれる工場内

ビジターセンターの展示物はとても分かりやすくウイスキーの製造工程などが展示されているので、見学の前や、バスの待ち時間等にぜひチェックしてみて下さい。

ビジターセンターの入り口に、数は少ないですがコインロッカーがあります。

工場見学は、結構歩きますので、お土産先に買っちゃった方や荷物が多い方は預けたほうがいいと思います。

ギフトショップで買ったボトル達

・竹鶴はネットで買うよりも若干安く手に入りました

・宮城峡限定ブレンデット

 シングルモルトの宮城峡はこの日、売り切れてました(逆に余市はあったw)

・ アップルブランデー(アップルワインは、宮城峡でなくても買えるので)

 

その他にも、香りのタイプ別のシングルモルトや、モルトのお菓子などなど気になるものがたくさん!

買いすぎても、送料はかかりますが、配送してくれるので安心。カードも使えました。

 

まとめ

実は、前日に受けたウイスキー検定の会場が宮城峡蒸留所で、2日連続の訪問でした。

個人的には、せっかく作並までやってきたのだったら、試飲もついてて通常コースでは見れない場所も見学できる有料セミナーのほうがオススメです。

有料といっても、セミナー代は1000円と、とってもお得。

ただ、一日に午前と午後の2回しか開催されていないのと、事前予約が必要なので、

お時間のゆるすかたは、ぜひ体験してみてください。